私にとってメルマガとは、うっかり登録してしまうことはあっても、自分から進んで登録するものではない存在でした。メルマガにうっかり登録してしまった場合、メールフォルダに勝手に溜まっていって大事なメールが埋もれてしまいますし、正直なところ「メルマガ=邪魔なもの」という図式が、私の頭の中で出来上がっていました。そんな私が、はじめで自分から登録したメルマガがあります。それは、私が学生の頃から応援している動画配信者のメルマガです。
その人のメルマガは、メルマガ登録者に向けて、月に1回、末日だけに配信されます。メルマガのテーマは主に、その人が制作している動画のジャンルにまつわるものでしたが、時には動画制作や活動の裏側が語られることもあり、まさに動画配信者ファン向けのサービスとなっていました。そのメルマガを受け取るようになってはじめて、私は「適切なメルマガは、受け取る人にとってプラスになるものなんだ」ということを知りました。私がこれまで、メルマガに「邪魔」「不要」と感じていたのは、それが私にとって適切なメルマガではなかったからなのです。
自分で読みたい内容のメルマガであり、自分が応援したい相手からのメルマガであれば、メルマガは受け取る人にとってこんなに嬉しい存在になるのだ、ということを、メルマガを受け取ることを自分で選択してみて初めて実感しました。また、定期的に決まった日付にメルマガが届くという点も気に入っています。私は事務職の仕事に就いており、自分の会社や多くの取引先の締日である月末は憂鬱な1日になりがちだったのですが、毎月末日にメルマガが届くようになってからは、「この月末の仕事を乗り越えたらメルマガが読める」という楽しみができ、仕事に張り合いができました。自分で受け取るメルマガを選択してみて初めて、私はメルマガのことを好きになりました。そして、メルマガという存在に対しての印象も変わり、毛嫌いすることもなくなりました。