Webデザイン

UIとUXの関係について

UIとUXは、字面は似ていても違う物なのですが、とはいえ大きく関係はあります。
UIとUXはセットで語られることが多いですが、それはUIがUXを向上させるためのキーとなりうるからです。
よいUXを提供しようと思ったら、UIについても考慮する必要があります。
UIにいろいろな難点があると、利用者によい印象を与えることができません。
ですから、書体など本来の機能とは関連がない所にも手をかけ、利用者の印象をよい物にする努力が求められます。

ですが、UIに注力したからといって、UXが向上するとは言いきれません。
UIは、確かにUXを向上させるためのキーではありますが、UIに手をかければすぐにUXも向上するという単純な話ではないのです。
UXを向上させるには、利用者にどういった感情を抱かせるべきかを考える必要があります。
そのためには、以下の三つがポイントとなります。

一つ目のポイントは、「ゴールをはっきりさせる」。
利用者にどのようなアクションを起こしてほしいのかをはっきりさせてください。
それは、商品やサービスの購入であったり資料請求であったりサイトによってさまざまですが、ゴールがはっきりしていないと、完成したサイトもはっきりしない物になってしまいます。

二つ目のポイントは、「利用者の気持ちになりきる」。
「ペルソナ」という架空の人物を想定することで、利用者の人物像をはっきりした物にすることができます。
30代の女性を対象としたサービスを提供するというのであれば、大半の30代の女性の状況・悩み・興味のあることなどをイメージしてみてください。
利用者になりきれば、自ずとデザインなどの方向性が見えてくるでしょう。

三つ目のポイントは、「利用者の使いやすさ」。
作る側としては、つい斬新なデザインや機能を採り入れてしまいがちですが、利用者は使い慣れているデザインのほうがよいと思っていることが多かったりします。
ですから、インパクトを与えることだけでなく、利用者がストレスを感じずに使えるようにするにはどうすべきかということも考えましょう。

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